三条市の鍛冶屋の歴史は、江戸時代(1603年~1868年)以来、和釘製造から始まり、明治時代には鎌、鍬、小刀、包丁、鋸を中心に製造。
当社の祖先は、100年以上前に「電工ナイフ」の製造を始め、以来100年以上に渡り刃物、金物の製造をしています。
弊社の強みは、工具メーカーであるがゆえに、理美容鋏に使用する材料を直接仕入れることができ、精密機械設備が充実しています。 つまり焼入れ等の特殊加工でない限り、自社で行えることはすべて自社で行える条件が揃っているのです。
当社の祖先は、100年以上前に「電工ナイフ」の製造を始め、以来100年以上に渡り刃物、金物の製造をしています。
弊社の強みは、工具メーカーであるがゆえに、理美容鋏に使用する材料を直接仕入れることができ、精密機械設備が充実しています。 つまり焼入れ等の特殊加工でない限り、自社で行えることはすべて自社で行える条件が揃っているのです。
工具で培った技術と三条の鍛冶屋の伝統の技が込められた理美容鋏をご提供します。
FAITH Scissors 生産工程フロー
鋼材仕入・選択
step 1
刃材の製造
step 2
刃材加工・
焼入れ
焼入れ
step 3
刃材+ハンドル
溶接
溶接
step 4
磨き
(研磨)
step 5
組立
最終チェック
最終チェック
step 6
FAITH Scissors 生産工程
Step 1
鋼材の仕入・選択 |
材料を仕入れる -材料メーカーより、鋼材を仕入れます-当社では、コバルト合金鋼・超微粒子粉末鋼(別名:粉末ステンレスハイス鋼)の2種類を採用しています。 その鋏の特性に合わせた材料を選択し、製品化しています。ハンドル材質は、SUS304で統一しています。弊社の強みは、理美容鋏に使用する材料を、材料メーカーより直接仕入れて加工することが出来ることです。 これができるのは、日本でも数社しかなく、弊社の強みの一つと言えます。 |
加工された材 |
Step 2
刃材の製造 |
材料の切断 -刃の形に合わせて切断します-当社では、燕三条の協力企業さんより、「レーザーカット加工」にて刃材の切断をしています。 その後、自社で「刃材の狂い取り作業」「刃材のネジ穴加工」「刃材の平研磨・裏研磨加工」を実施しています。⇒ 燕三条の協力企業さんより、レーザーカットをお願いしています。 |
刃材の平研磨加工 |
Step 3
刃材加工・焼入れ |
材料の加工 -刃材切断後の加工を行います-焼入れ加工後、自社で「刃材の狂い取り作業」「焼入れ後の刃材の平研磨・裏研磨加工」を実施しています。併せて「裏スキ加工」「円筒研磨加工」も実施します。 セニング鋏の場合:焼入れ加工後、ワイヤー放電加工機を使用し、櫛刃を作ります。⇒ 燕三条の協力企業さんより、焼入れをお願いしています |
ワイヤー放電加工機 |
Step 4
刃材+ハンドル溶接 |
材料の溶接 ‑「鋏」の形を作ります‑ハンドル生地を準備し、刃材とハンドルを溶接してつなげます。 その後、「マチ下の仕上げ」「形取り作業」を行い、徐々に鋏らしい形に仕上げていきます。⇒ 燕三条の協力企業さんより、溶接をお願いしています |
鋏の形取り作業 |
Step 5
磨き (研磨) |
材料の磨き ‑「鋏」を仕上げます‑形取りが終わった鋏に、バフ研磨を行って綺麗に磨きをかけていきます。 その後、「刃付け作業」を行い、切れる鋏に仕上げていきます。 この工程は、全て熟練された当社一人一人の職人の「手作業」で仕上げます「鉄は生きています」=熟練された職人が1本づつ手作業で作り上げます |
鋏の刃付け作業 |
Step 6
組立て 最終チェック |
完成 ‑「鋏」の最終調整を行います‑鋏を磨き、刃付けを行い、実際に鋏を組んでみて開閉の調整を行います。 傷がないか、研ぎの調子はどうかを1本1本確かめます。 また、実際にウィッグで髪が切れるか検証します。「FAITH」シリーズは、全ての鋏に対して真摯に向き合い、製品化しています。 |
|
最後に
お客様へ届ける |
最後に ‑鋏を購入してくれたお客様へ‑完成した鋏を、お客様が安心してお使いいただけるように、ケースに梱包します。弊社では、鋏を収納・保管できる「シザーケース2丁入れ」と、普段のお手入れで使用する「セーム皮」、ネジの調整に必要な「コインドライバ-」の3点をつけます。当社の「製品保証書」を添付し、完成となります。 |
-美容師のみなさまへ-
「鉄は生きています」
理美容鋏は手作業でしかできない加工工程がたくさんあります。 材料の段階より、一本一本手作業で丁寧にならし、精密機械で加工します。そして最終的には、職人の手によって一丁一丁丹精を込めて仕上げます
-当社の約束と誓い-
私たちは真摯に鋏と向き合い
客様は髪型を変えるだけで、人の気持ちや表情を変えることが出来ます。 だからこそ美容師さんは、「誇り」をもってお客様と向き合っています。 髪のプロフェッショナルである皆様に対し、当社も答えていきたい・・・ 鋏が持つ切れ味や演出・・・それら細かい要望にお応えできる鋏を作り続けます。私たちは真摯に鋏と向き合い、誠心誠意の気持ちをもって、工具で培った技術と、燕三条の 伝統技術(技ーワザー)が込められた理美容鋏をご提供します。